一般社団法人 日本企業再建研究会 代表理事挨拶
2009年1月15日、一般社団法人日本企業再建研究会が設立されましたことをご報告します。
日本企業の企業再建に資するため、企業再建問題の研究に主力を注ぎ、日本企業に対する経営支援のための多角的・専門的知識を深め、その研究成果を発表し、実社会へ還元させることを目的とする研究会です。
この研究会は、2001年5月の「企業再編問題研究会」の発足に遡ります。当初は、私の個人的な研究会として始められたのですが、2006年JPBM協会の設立以降は、個人の研究会から協会内の「組織再編研究会」として、中小企業が生き延びていくためには、どのように組織の組み直し、立て直しをなすべきかという立場から、毎年、三月を除く、毎月1回、こつこつと続けられてきました。
ところが、株式を市場に上場している企業さえも日常的に倒産するほどの大不況の時代に突入し、中小企業と区切ることに特別の陰影もなくなってきました。中小企業庁も、経営承継円滑化法の適用という裏庭では、中小企業という定義の範囲をなし崩し的に拡大し始めています。研究会も、8年目の88回をむかえるこの機に、中小企業という枠組みを取り払い、日本の企業がいかに強く生き残れるかを正面から考える道に進もうと決意しました。
当社団法人は、企業再建にかかわる諸問題を幅広く取り上げ研究しようと計画しています。
真剣に取り組んでいただける方々と鋭意研究に努めることができれば幸いです。
一般社団法人日本企業再建研究会 代表理事
虎ノ門国際法律事務所 所長
弁護士後藤孝典